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生理周期の正しい数え方は?期間や経血量にも注目してみよう

生理周期について考える女性 生理周期について考える女性

初潮を迎えてから閉経するまで、女性のカラダは1ヵ月間隔で生理が起こります。生理の前後はホルモンバランスが大きく変化するため、体調の変化に悩まされている人も多いのではないでしょうか。生理の悩みはとてもデリケートな問題ですから、なかなか人には相談しにくく、自分ひとりで悩みを抱え込んでしまいがち。

ここでは、生理周期とはどのようなものか、その仕組みや数え方、正常な状態について紹介します。もし、自分のカラダの不調に悩んでいるようであれば、まずは生理の正しい知識を得て不安をなくしていきましょう。

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生理の基本的な仕組みをおさらい

生理サイクルの解説。生理前は子宮内膜が厚くなり、赤ちゃん(受精卵)を受け止める準備をします。妊娠が起こらない場合、子宮内膜が血液といっしょに剥がれ落ち、生理が始まります。生理が終わると、また新たな組織をつくりだし、子宮内膜が厚くなります。

まず、生理とはどのようなものなのか、その仕組みをみていきましょう。
生理とは、子宮内膜が剥がれ落ちることにともない出血を生じる現象です。妊娠中を除く妊娠が可能な期間に、ほぼ1ヵ月周期で起こります。

 

通常、生理は思春期に初潮を迎えるとともに始まり、閉経するまで続きます。女性が生涯に経験する生理回数は、実は昔と比べると数倍に増えており、生涯合計で6年9ヵ月間にもなると言われています。

 

その理由は、初潮年齢の低下、出産数の減少、晩婚化、出産年齢や閉経年齢の上昇など、女性のライフスタイルの変化にあります。そのため、昔の女性と比べると女性ホルモンの変化に影響を受ける期間が長く、セルフコントロールでは対処しきれない月経困難症などのトラブルも増えてきているのです。

生理中は、生理痛(月経痛)・腰痛・だるさ・冷え・むくみ・吐き気などの不調が起こりやすくなりますが、その症状が日常生活に支障をきたすような場合は、何らかの病気が原因となっている可能性もあります。

 

また、思春期から20代前半にかけては、頚管部が細いために経血が出るときに痛むこともありますが、カラダが成熟するにつれ痛みが軽減されます。年齢的な問題とはいえ、もし日常生活に影響が出る痛みがある場合は、我慢せずに早めに婦人科で相談しましょう。

 

>初めての婦人科受診。気をつけることは?

生理中の不調に悩む女性

生理周期のメカニズムと流れを紹介!

生理が起こる前に、まず卵巣から卵子が排出されます。これが排卵です。排卵後、子宮の内側では受精卵を受け止めるために、子宮内膜がおよそ1cmまで膨らみます。しかし、妊娠が起こらなければこの内膜が血液とともに剥がれ落ちて生理が起こります。

 

このように、生理が起こるのは、いざ妊娠したときに新しい子宮内膜で受精卵を受け止めるためです。次に、生理の仕組みや周期について紹介します。

生理周期とは

生理周期に悩む女性

生理周期には複数の女性ホルモンが関係し、脳下垂体から分泌される「黄体形成ホルモン」「卵胞刺激ホルモン」、卵巣から分泌される「卵胞ホルモン」「黄体ホルモン」の4つが複雑に影響し合っているのが特徴です。

 

これらの女性ホルモンの分泌が乱れると、生理周期が長くなったり、短くなったりします。女性ホルモンの分泌が乱れる原因はさまざまありますが、代表的な原因としてストレスや不規則な生活スタイルなどがあげられます。

 

>女性ホルモンとは?その働きと分泌促進方法

 

生理周期は、出血が始まった1日目から、次の生理が始まるまでの期間を指します。生理周期の長さは個人差が大きく、正常でも25〜38日間と幅があるのが特徴。一般的に理想的な生理周期とされる28日周期の女性は、全体の10〜15%ほど。

 

また、同じ人でも、毎回同じ周期で定期的に生理が起こるとは限りません。生理周期は特に原因がなくてもズレることがあるため、数日のズレであれば気にする必要はありませんが、1週間以上予定日から遅れているようであれば、何らかの原因があると考えられます。

 

>生理周期が乱れる女性特有の病気とは?

生理周期の流れ

生理周期は、黄体形成ホルモン・卵胞刺激ホルモン・卵胞ホルモン・黄体ホルモンの4つのホルモン分泌の変動により、月経期・増殖期(卵胞期)・排卵期・分泌期(黄体期)のサイクルを繰り返します。

生理周期は、大きく4つの段階に分けられます。卵胞ホルモンの分泌が増えて卵胞の発育が始まる「増殖期(卵胞期)」の後、卵胞ホルモンの分泌がピークに達すると、黄体化ホルモンが分泌され卵子が放出される「排卵期」になります。

 

その後、黄体ホルモンの分泌が始まる「分泌期(黄体期)」になり、妊娠がなかった場合に子宮内膜が剥がれ落ちて体外へ排出される「月経期」へと移行します。それぞれカラダにどんな変化が起こるか、詳しくみていきましょう。

増殖期(卵胞期)

妊娠しなかった場合、栄養を含んで厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちて出血が起こります。この日を生理1日目として、卵胞刺激ホルモンの血中濃度が上昇し、卵胞の発達が始まります。脳下垂体から分泌される黄体ホルモンと卵胞ホルモンの刺激により複数の卵胞が成長を始めますが、成長が継続するのはそのうちの1つだけです。

 

その後、卵胞刺激ホルモンの血中濃度は低下し、卵胞ホルモンの分泌が増加。卵胞の成熟にともなって子宮内膜も少しずつ厚みを増していきます。

 

この期間は、卵胞ホルモンの影響により、肌や髪の状態も良くなり精神的にも安定した状態です。増殖期(卵胞期)は、平均すると13~14日程度続きますが、4つの生理周期のうちで最も期間の長さに幅があり、個人差があります。また、閉経が近づくにつれて、一般的に増殖期(卵胞期)は短くなる傾向がみられます。

排卵期

排卵期は、黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンの急激な血中濃度の上昇により始まります。排卵は、これらのホルモンの急激な増加から16〜32時間後に起こるのが一般的。排卵期はこの排卵日を挟んだ2〜3日のことを指し、おりものの量が増える傾向がみられます。

 

排卵された卵子が受精できるのは、およそ排卵後12時間です。ただ、この期間にも個人差があるため、正確な妊娠可能期間を調べるためには、黄体ホルモンの血中濃度検査が用いられます。

 

また、個人差があるものの、排卵時に排卵痛といわれる痛みを生じる人も。排卵痛の原因は、大きく成熟した卵胞が腹膜を刺激することや、卵巣から卵子が飛び出すことにともなう傷や出血などにあります。この痛みの程度は個人差が大きく、生理痛と同じくらい腹部が痛んだり、治療が必要になったりする場合も。加えて、排卵期には卵胞ホルモンの量が一時的に低下するため、生理のような出血(中間期出血)を生じることもあります。

分泌期(黄体期)

排卵後、排卵で破れた卵胞から黄体が作られて、黄体ホルモンが多量に分泌されるようになります。卵胞ホルモンの分泌も始まり、妊娠に備えて子宮内膜が柔らかく変化していきます。

 

受精しなかった場合、14日程度、分泌期(黄体期)が続いた後に黄体が退化して、黄体ホルモンの分泌が止まります。あわせて、卵胞ホルモンの血中濃度も低下するため、子宮内膜が剥がれ落ちて生理が始まります。一方、受精卵が着床して妊娠となった場合は、黄体は維持され、胎児を育てるために黄体ホルモンの分泌も継続します。

 

分泌期(黄体期)は、黄体ホルモンの影響で、イライラ、不眠、憂うつ感、過食、眠気などの症状が出やすく、精神的に不安定になる時期。また、人によっては月経前症候群(生理前症候群)(PMS)により、乳首が敏感になったり、乳房に張りや痛みが生じたりするほか、頭痛、肩こり、腰痛、ニキビ、肌あれ、下痢などの症状に悩まされる人も。

 

>PMSを乗り切る方法とは?

月経期

分泌期(黄体期)に妊娠しなかった場合、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌が低下し、不要になった子宮内膜が崩れて剥がれ落ち、血液とともにカラダの外へ排出されます。生理中は黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌が最も少なくなりますが、下腹部痛、腰痛、頭痛、吐き気、イライラ、下痢、貧血、むくみ、だるさ、肌あれといった不快な症状が起こりやすい時期。

 

通常、排卵は左右の卵巣から交互に起こることに加え、そのときのホルモン状態により経血量(生理出血量)も異なるため、生理痛の痛みや症状も生理のたびに変化します。隔月で生理痛がある場合は、片側の卵巣に子宮内膜症などの異常が起こっている可能性もありますので、痛みがひどい場合は婦人科で相談するようにしましょう。

生理周期の数え方は?平均値も把握しましょう

生理周期の数え方

生理周期は、出血が始まった日(生理開始日)を1日目として、次の生理が始まる前日までの日数を1回の生理周期として数えます。たとえば、1月1日から生理が始まり、次の生理が1月31日に来た場合は、生理周期は30日となります。

 

ただ、生理周期はストレスなどの精神的なダメージや体調の変化などで簡単に乱れてしまうため、1〜2回のデータだけでは正確に生理周期を把握することができません。より正確な生理周期を知りたい場合は、数回分の生理周期日数を数えて記録し、その平均値を出しましょう。

 

生理周期の計算が手間に感じる人は、WEBの計算ツールやスマートフォンアプリの活用もおすすめです。生理開始日や基礎体温などの情報を入力すれば、簡単に生理周期を確認できます。自分のカラダのリズムを把握できるうえ、次回の生理日や排卵日の予測もできるため、妊活にも役立ちます。

 

さらに、ソフィには母娘で生理周期を共有できるアプリも。大切な試験や部活の試合などのスケジュール登録もできて、事前に生理と重なる日に備えることができるので、初潮を迎えた女の子を持つ家族はぜひチェックしてみてください。

 

>母娘で簡単!はじめての生理日管理アプリ

 

>生理周期を把握したい!アプリで自分の生理のリズムを知ろう

正常な生理って?4つのチェックポイント

生理周期について考える女性

自分のカラダに異常がないかを知るためには、まずは生理について正しい知識を身に付けることが大切です。生理周期や期間、生理中の経血量や症状など、どれぐらいが正常範囲なのか、病院で診察を受けた方がいいのか、生理についての不安なことや悩みがある人は参考にしてください。

①生理周期

生理開始から次の生理が始まる前日までの期間が25~38日であれば、正常な範囲内。ただ、生理周期は個人差が大きく、理想的な28日周期の人はわずか10~15%程度にすぎず、少なくとも20%程度の女性は生理周期が不規則であるとも言われています。生理周期が、正常範囲よりも長かったり短かったりするケースは少なくないのです。

 

異常が考えられる周期として、生理周期が24日以内と短い場合は「頻発月経」、39日以上と長い場合は「稀発月経」と言います。頻発月経は誰にでも起こる可能性がありますが、あまりにも生理周期が短く、生理が起こるはずのない時期に出血が起こったらすぐに婦人科を受診しましょう。
また、通常、初潮直後や閉経直前の数年間は生理周期の変動が大きく、1回の周期も長くなる傾向がみられます。

 

>生理不順にもさまざまなタイプがある

②期間

体調に問題がない健康的な人の場合の一般的な生理周期は25〜38日、そのうち出血が続くのは3~7日間で、平均で5日間となります。生理周期は卵巣の機能低下などのほか、体重の変化や加齢など、さまざまな要因により変化します。

 

ただ、あまりにも正常な範囲から生理周期がズレている場合は、婦人科の受診を検討するようにしましょう。ストレスが原因の場合もありますが、場合によっては黄体機能不全や無排卵周期症などの病気、子宮の異常が原因になっている可能性も考えられます。

 

>早期発見が大切!子宮の病気

③経血量

1回の生理周期で出血する量は、通常20~140mlに収まるとされています。外傷を原因とする出血とは違い、通常範囲内の経血であれば血液凝固が起こることはほぼありません。

 

経血量には個人差があり、またホルモンの分泌状態によっても変わります。同じ人でも生理のたびに経血量が変わることは珍しくありませんので、正常な範囲内での変化であれば特に心配する必要はありません。

 

ですが、ナプキンをあてて1時間ももたないくらい経血が多い場合は、過多月経の可能性があります。子宮内膜が通常より厚くなったり、子宮そのものが大きくなったりしている疑いがありますので、早めに婦人科で相談するようにしてください。

 

また、加齢とともに経血量が増加していく場合は、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気の可能性があります。

 

>子宮筋腫ってどんな病気?

 

>子宮内膜症ってどんな病気?

④症状

生理により体調不良に悩む女性

正常な生理であっても、腹痛や腰痛、頭痛などの生理痛は起こります。生理痛の症状は個人差が大きく、痛みの程度や症状、痛みの部位などは1人ひとり異なるものです。

 

生理痛を引き起こす大きな原因は、子宮内膜でつくられる「プロスタグランジン」というホルモンの過剰な分泌によるもの。このホルモンは、子宮の収縮を促して体外に経血を排出される役割をもっており、分泌量が増えすぎると、腹痛や腰痛などのキリキリとした痛みを発生させてしまいます。

 

また、胃腸にも影響を与えるため、下痢や吐き気の原因となる場合も。生理後半になると骨盤付近の血液の流れが滞りやすくなるため、下腹部の鈍痛、だるさ、冷え、むくみなどが誘発されやすくなります。

 

これらの症状は生理時には起こりやすいものですが、あまりにも症状の程度が強い場合には何か異常が生じている可能性があります。日常生活に支障が生じている場合は、無理をせずできるだけ早めに婦人科で相談するようにしましょう。

 

>生理中の快適な過ごし方

異常のラインは?注意が必要な生理の症状や生理周期

生理トラブルが日常生活に支障をきたしている女性

生理の症状や周期は個人差が大きいものの、あまりにも正常な状態から離れている場合は、何かしらの病気が隠れていることも。ここでは、異常な生理と判断されるのはどのような場合なのか解説します。

異常な生理周期

正常な生理周期は25〜38日ですが、24日以内で出血を繰り返す場合を「頻発月経」、39日以上の場合には「稀発月経」、3ヵ月以上月経がない場合には「無月経」として、正常な状態と区別されています。

頻発月経

頻発月経とは、生理周期が24日以内で出血を繰り返す状態を指します。1ヵ月の間に2回も3回も生理のような出血がある場合は、まずは基礎体温を記録して排卵があるのかどうか確認を。

 

生理周期がおおむね2週間ほどで、出血している期間も10日~2週間などの長い場合は、「無排卵性出血」である可能性があります。また、一般的に更年期はホルモンバランスが崩れやすく頻発月経が起こりやすくなりますが、生理ではなく不正出血を起こしている場合も。非常に間違えやすいので、よく注意するようにしましょう。

 

頻発月経には、「無排卵性出血」のほか、排卵はあるものの卵胞期の短い「卵胞期短縮頻発月経」や、排卵後から次の生理までの高温期が短い「黄体機能不全型頻発月経」などの病気が原因となっている可能性も考えられます。子宮の異常が原因で出血している場合もありますので、あまりにも生理周期が短い場合は早めに婦人科を受診することが大切です。

稀発月経

稀発月経とは、生理周期が39日以上、40~50日の間隔で生理になる状態。排卵するまでの期間が長く、その2週間後に生理がくることが多いです。それまで問題なく生理周期が安定していた人でも突然稀発月経になることもありますし、少しずつ生理周期が伸びて稀発月経になるケースもあります。

 

稀発月経でも排卵がある場合は、妊娠や出産が可能なためそれほど問題はありませんが、排卵がない場合は不妊症や無排卵性出血の可能性もあります。この場合、ホルモン療法による治療が必要です。

 

稀発月経は、10代や40代以上の女性でおこりやすいことに加え、ストレスや過剰なダイエットなどでホルモンバランスが不安定になると起こりやすくなると考えられています。ただ、疾患が原因で稀発月経になっている可能性もありますので、1〜2ヵ月様子を見ても稀発月経が続くようであれば、婦人科を受診して血液検査などを受けるようにしましょう。

無月経

無月経とは、90日以上生理がない状態をいいます。無月経の原因は、排卵がなくホルモンの働きが低下しているか、卵巣機能が停止しているためと考えられています。これらの症状はストレスや過度のダイエット、激しいスポーツによる体脂肪低下などのほか、「甲状腺機能異常症」や「脳下垂体腫瘍」などが原因で引き起こされる可能性があります。

 

また、無月経は体重とも密接な関係があるとも考えられています。BMI値が平均よりも低い場合(18.5以下)や、反対に平均よりも高い場合(25以上)、無月経になりやすくなります。実際に、女性アスリートの中には激しい運動によるやせすぎが原因で、無月経となっているケースが少なくありません。そのほか、「多のう胞性卵巣」という体質的な問題が影響している場合もあります。

 

無月経を7ヵ月以上放置しているとホルモンの失調が強く現れ始めて重症化してしまうため、3ヵ月以上生理がない場合は早めに婦人科を受診することが大切です。

期間や時期

生理周期に悩む女性

生理周期に問題がなくても、生理期間や時期の異常が生じる場合があります。その1つが、8日以上生理が続く状態です。これは「過長月経」と呼ばれる状態で、本当の生理ではなく「無排卵性出血」を起こしている可能性があります。

 

また、初潮や閉経の時期によっても、生理の異常と判断されます。初潮の代表的な異常としては、初潮が9才より早く始まる「早発思春期症」、15才以降の遅い初潮である「晩発思春期」、18才になっても初潮がこない「原発性無月経」があげられます。

 

一方、異常と判断される閉経としては、30代で閉経する「早発閉経」、55才以上でも生理がある「晩発閉経」が代表的です。

異常な経血量

生理の経血量は人と比べるのが難しいため、自分に異常が生じているか判断しにくいところがあります。1つの判断材料となるのは、日中でも夜用のナプキンを使用する必要があるかどうかです。普通サイズのナプキンでは1時間ももたないくらい経血量が多い場合、「過多月経」である可能性が考えられます。婦人科で過多月経と判断される基準は、経血量が140ml以上の場合です。

 

また、経血にレバーのようなかたまりが混じることも月経過多の症状の1つですので、頻繁に大きなかたまりが出る場合は注意するようにしてください。月経過多の原因には、「子宮筋腫」などの婦人科系の病気や、ホルモンバランスの乱れが原因で起こる「子宮体膜増殖症」、まれではあるものの「子宮頚がん」などが原因の場合もあります。

 

あまりにも出血量が多い場合は貧血になり、動悸や息切れなどの症状をともなうことも。この場合、鉄剤の服用や漢方治療などの貧血治療が行われることも少なくありません。

 

その一方、経血量が極端に少なく、20ml以下の場合を「過少月経」と呼びます。原因は子宮内癒着などの器質的な場合と、病変がない機能的な場合とがあるため、検査によって原因を特定することが大切です。

異常な症状

生理前や生理中に、生活に支障がでるような腰痛や腹痛、頭痛を生じることを「月経困難症」といいます。月経困難症は、子宮や卵巣に疾患がある「器質性月経困難症」と、病気が原因ではない「機能性月経困難症」にわけられます。

 

器質性月経困難症は、20代後半から多くみられる症状。子宮筋腫や子宮内膜症、クラミジア感染などの病気が原因で生理痛が生じている可能性があります。生理3日目を過ぎても痛みが続き、生理中以外でも痛みを生じる場合も。
器質性月経困難症の治療は、まず原因となっている病気を治療することが大切。痛みを我慢せず、できるだけ早めに婦人科を受診するようにしてください。

 

機能性月経困難症は、思春期から20代前半に多く見られる生理痛で、治療法は主に痛みを和らげる対症療法となります。薬物療法のほか、軽い運動や腰を温めて血流を良くするなどの方法が取られる場合が多いです。

 

>生理中の快適な過ごし方

生理周期が乱れている場合の対処法は?

生理周期の乱れに悩む女性

生理周期が乱れる原因は、一時的なストレスによるものなのか、病気が原因となっているのか、自分では判断しにくいもの。生理周期の乱れが長期に渡ると不妊の原因になることもありますので、自分一人で悩みを抱え込まずに、できるだけ早い段階で医師による診察を受けるようにしましょう。


>生理周期を整える!実践方法とポイントまとめ

正常な生理周期にするために!日常生活で気をつけるべきこと

生理のリズムを整えるためには、まず日常生活を見直すことが大切。極端な食事制限などの無理なダイエットを避け、睡眠をしっかりとるように心がけてみてください。また、適度な運動や好きな音楽を聴いてストレスを発散することもおすすめです。

 

普段から基礎体温をつけて自分の生理周期を把握しておくと、何か異変がある場合も早期発見しやすくなります。最近は便利なアプリもたくさんありますので、それらを活用するのも良いでしょう。

リラックスして過ごす女性

生理周期に異常があれば受診しよう!セルフケアも大切に

婦人科を受診する女性 婦人科を受診する女性

生理周期は女性ホルモンの影響を受けやすく、非常に変化しやすいデリケートなものです。女性のホルモンバランスは、ストレスや不規則な生活スタイルなどが原因で簡単に乱れてしまいますから、日常的なセルフケアを大切にして、自分のカラダを粗末に扱わないようにしましょう。

 

もし、生理周期が長すぎる・短すぎる、経血量が多すぎる・少なすぎるといった不調がある場合は、放置せずに早めに婦人科で相談することをおすすめします。生理の異常には病気が隠れている場合も多いので、医師に相談することが大切です。

 

>不安なときは婦人科で相談しましょう

【記事監修医】

西山紘子先生
社会福祉法人 恩賜財団済生会支部東京都済生会
東京都済生会中央病院/産婦人科医

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